20秒でわかる要点
- 軸
- 縦軸が価格で、多くの場合は右側にあります。横軸が時間で、古いものから新しいものへ並びます。
- 時間足
- ローソク足1本の期間です。1分、4時間、1日など。ビットコインの5年分のデータでは、4時間足の3本に1本以上がその日と逆の方向に動いていました。
- トレンド
- 高値と安値が切り上がっているか、切り下がっているか。どちらでもなければ、市場はレンジの中を行き来しています。
- 価格帯
- 市場がすでに反応した価格です。過去の高値や過去の安値がそれにあたります。
- 目盛
- 算術目盛では1ドルごとに同じ高さ、対数目盛では1%ごとに同じ高さになります。
チャートは、価格が時間とともにどう動いたかを示すものです。チャートを読むとは、いくつかの簡単な問いに順番に答えることです。どの期間で見るのか、どの方向に動いているのか、どの価格の周辺なのか、どのスケールなのか。チャートパターンやインジケーターは、その後で見るものです。
多くの人は逆の順番から始めてしまいます。画面に何が映っているかを理解する前に、シグナルを探してしまうのです。ここでは、私自身がチャートを読む順番で基本を整理します。
このページで説明するのはトレーニングの方法であり、投資助言ではありません。トレードには元本を失う高いリスクがあります。
チャートに映っているもの
- 価格軸。ほとんどのプラットフォームでは右側にあります。上にいくほど価格が高いことを意味します。
- 時間軸。下にあり、左が過去、右が最新です。
- ローソク足。1本が1つの期間を表し、図では丸で囲んでいます。意味があるのは高さで、幅には何の情報もありません。
- トレンド。安値が少しずつ切り上がっています。点線がそれらを結んでいます。
- 価格帯。過去の高値です。価格はそこを上抜け、その後、上から戻ってきて触れています。
- 右側の部分。確定した最後のローソク足の後は空白です。あなたはここで、先を見ずに判断します。
特に6番を覚えておいてください。完成したチャートでは、すべてが明らかに見えます。その後の展開が見えているからです。判断する瞬間に手元にあるのは、空白の左側にあるものだけです。
多くのプラットフォームは、チャートの下に出来高も表示します。期間ごとに1本のバーで、多くの株式やトークンが取引されるほど高くなります。出来高が示すのは市場でどれだけ取引されたかであり、どちらの方向に動くかではありません。
ラインチャート、バーチャート、ローソク足
同じ価格でも、3通りの描き方があります。
| 種類 | 表示するもの | 隠れるもの |
|---|---|---|
| ラインチャート | 終値の推移 | 高値・安値と始値 |
| バーチャート | 4つの価格 | なし。ただし読み取りに時間がかかる |
| ローソク足 | 4つの価格を色付きで | なし |
ラインチャートは終値を結んだものです。方向はひと目で分かりますが、ヒゲは消えてしまいます。バーチャートは安値から高値までの縦線で、左の短い横線が始値、右の短い横線が終値を示します。ローソク足も同じ4つの価格を示し、始値と終値の間を色付きの実体で表します。1本の読み方はローソク足のページで詳しく説明しています。
時間足でストーリーが変わる
時間足とは、ローソク足1本がまとめている期間のことです。1分足では、価格は休みなくジグザグに動きます。日足では、同じ市場が何週間も勢いを失わずに上がり続けることもあります。どちらの読み方も間違いではありません。それぞれ別のことを語っているのです。
ですから、ローソク足を読む前に、それがどの大きなローソク足の中にあるのかを確認してください。4時間足を見るなら、先に日足を見ましょう。
ビットコイン5年分のデータが示すこと
時間足によって読み方がどれほど変わるのかを測ってみました。ビットコインの5年分のデータで、各4時間足をそれが属する1日と比較し、さらに各日をその週と比較しました。問いは、両者が同じ方向に動いているかどうかです。
| 比較 | 件数 | 同じ方向 |
|---|---|---|
| 4時間足とその日 | 10,956 | 61.5% |
| 日とその週 | 1,820 | 59.1% |
| 4時間足とその週 | 10,920 | 53.4% |
| 完全な偶然(基準) | 理論値 | 50% |
方法:BTC/USDT、4時間足、Binanceの公開データ。期間は2021年1月1日から2025年12月31日までで、ローソク足10,956本、1,826日、完全な週260週。1日:UTCの0時から24時まで、つまり4時間足6本。1週:月曜日から日曜日まで。同じ方向:両方の期間がともに始値より上で引けた場合、またはともに下で引けた場合。95%水準での偶然の誤差幅:4時間足で0.9ポイント、日で2.3ポイント。過去のデータであり、将来を示すものではありません。
4時間足の3本に1本以上が、自分の属する日と逆の方向に動いていました。 つまり、4時間足の陽線が陰線の日に含まれていることは十分にあり得ます。時間帯別に見ると割合は58.3%から65.2%で、時間帯によって結論は変わりません。
週と比べると、4時間足はコイン投げとほとんど変わりません。53.4%です。また、1日の4時間足6本がすべて同じ色になる日はまれで、全体の1.8%でした。
同じローソク足が、4時間足では上昇を語りながら、週足では下落の一部であることがあります。2つ目のストーリーは、上位の時間足を見なければ見えません。
算術目盛か対数目盛か
価格軸の目盛の種類も、見え方を変えます。同じ期間で、ビットコインの4時間足の最安終値は2022年11月21日の15,723ドルでした。最高値は2025年10月6日の125,411ドルで、8倍近くになります。
1,000ドルの値幅は、最安値の時点では価格の6.4%、最高値の時点では0.8%にあたりました。算術目盛では、この2つの値幅は画面上で同じ高さになりますが、前者の重みは後者の8倍近くあります。対数目盛では、同じ割合が同じ高さになります。10%の上昇は、2022年でも2025年でも同じ大きさで表示されます。
数日程度なら違いは見えません。数年にわたる期間や、大きく上昇した銘柄を見るときは対数目盛に切り替えてください。そうしないと、過去の値動きは押しつぶされ、最近の値動きは巨大に見えてしまいます。
チャートを読む6つのステップ
- 時間足を選び、その上位の時間足も確認します。
- トレンドを見つけます。 高値と安値が切り上がっているか、切り下がっているか、それとも2つの境界の間のレンジか。トレンドラインは、上昇では安値同士を、下落では高値同士を結びます。
- 価格帯を2本か3本だけ引きます。 それ以上は引きません。最もはっきりした過去の高値と安値です。方法はサポートとレジスタンスのページで説明しています。
- 右側にある直近のローソク足を読みます。 大きさ、ヒゲ、動きの速さを見ます。
- 自分の考えが間違いになる地点を探します。 そこが損切りを置く場所であり、リスクリワード比を計算する起点になります。
- 自分の読みをジャーナルに記録します。 見送ったときも記録します。
インジケーターは、役に立つならその後で使います。移動平均線、RSI、MACD、ボリンジャーバンドは、どれもあなたがすでに見ている価格から計算されています。
よくある間違い
- 左側でパターンを判断する。 後から引いたパターンはいつもきれいです。大事なのは右側の、まだ完成していないパターンです。
- 自分の考えを裏付ける時間足が見つかるまで切り替える。 時間足はチャートを見る前に決めてください。
- 価格軸を見落とす。 プラットフォームは表示範囲に合わせて目盛を調整することが多く、画面上の大きなローソク足が、実はごく小さな値動きということもあります。
- 算術目盛で数年分を比較する。 過去の値動きが平らに見えてしまいます。
- インジケーターを重ねすぎる。 価格そのものが見えなくなるまで重ねてしまいます。
本物のチャートで練習する
TradaZenでは、すべてのシナリオが過去の本物のチャートです。時間足は4時間足から1分足まであり、その後の展開は隠されています。レッスンのコースはローソク足から判断までを順に扱い、アプリの宇宙飛行士Novaが、ズームや注釈を使ってチャートを説明します。
判断の最中には、水平線、トレンドライン、長方形を引くことができます。ロング、ショート、または「見送る」を選ぶと、アプリがストップと目標を設定し、ローソク足が1本ずつ表示されます。最後に、そのシナリオの実際の日付、時刻、データの出典が分かります。使うのは模擬残高です。仕組みの全体はトレードシミュレーターのページをご覧ください。
よくある質問
初心者はチャートをどう読めばいいですか?
まず軸から始めます。縦軸が価格、横軸が時間です。時間足を確認し、次にトレンド、そして価格がすでに反応した価格帯を2本か3本確認します。最後に、右側にある直近のローソク足を読みます。インジケーターはその後です。
どの時間足を選べばいいですか?
自分の判断の時間軸に合ったものを選び、必ず上位の時間足にも目を通してください。ビットコインの5年分のデータでは、4時間足の3本に1本以上がその日と逆の方向に動いていました。上位の時間足を見なければ、ストーリーの一部しか見えません。
算術目盛と対数目盛のどちらを使うべきですか?
数日程度なら、どちらでも構いません。数年にわたる期間なら対数目盛を使ってください。同じ割合を同じ高さで表示してくれます。ビットコインの5年分のデータでは、1,000ドルは最安値の時点で価格の6.4%、最高値の時点で0.8%にあたりました。
チャートの下にある出来高は何を表していますか?
出来高は、各期間にどれだけ取引されたかを数えたものです。バーが高ければ、多くの株式やトークンが取引されたということです。その後に価格がどちらへ動くかは示しません。
チャートで価格を予測できますか?
できません。チャートは過去に起きたことをまとめたものです。どこで入り、どこで出て、どこで自分の考えが間違いになるかを判断する助けにはなりますが、右側の部分は分からないままです。これらのページでビットコインの5年分のデータを使って測ったチャートパターンは、偶然をはっきり上回る結果を示しませんでした。
Mehdi AziziはTradaZenを開発し、自身のスタジオDevoriaからApp Storeで公開しました。アプリのシナリオは実際の過去チャートで、作られたデータは一切使っていません。
TradaZenはトレーニング用のツールです。プレイには過去の市場データと模擬残高を使用します。証券会社ではなく、投資助言でもありません。実際のトレードには元本を失うリスクがあります。

